とある日の稽古風景〜小中高生編

2020年舞台に向けて稽古スタート!
演目は「茨木童子」→新キャストも募集開始いたしました。
詳しくはニュースをご覧ください。

<とある1日の稽古風景>

2〜3月は舞台に向けての基礎体力作り。衣装の着物を着る前に、美しい所作を行うための筋肉、大きな声を出すためのインナーマッスル、そして本番で100%の実力が出せるように、演技練習を通してメンタルも鍛えてゆきます。

1:最初は和エクササイズでウォームアップ

和の所作に必要なカラダを鍛えてゆきます。舞台公演は体育会系。特に衣装の着物を着ての演技やダンスには体力も必要。

ということで。

和の所作に必要なエクササイズを通して、姿勢や発声に必要なインナーマッスルを育ててゆきます。

正しい姿勢は人生の基盤。

簡単なことですが、現代を生きる若者に一番必要なスキル。姿勢の悪さは学力低下や病気にも繋がります。何はともあれ、まずは姿勢!

しゃんと背筋を伸ばして、カッコ良く美しく動けるように10個のエクササイズを毎回こなしてゆきます。

稽古生には良く話すのですが、メディアで見かける成功者は皆さん姿勢が良い!人生成功したければ、まずは姿勢。逆に、姿勢が悪い人の代名詞といえば?泥棒さんです。いわゆる悪役。笑。

子どもたちには、この説明はわかりやすいです。姿勢が良くなれば、メンタルも前向きに上向きに、よし、頑張ろうと常に自信を持って向上して行けるようになっています。

姿勢が悪いと。あ〜だめだ〜私なんて、無理〜〜〜と下へ下へ向いてしまうと。。。状況によってはいじめの対象になったりします。人は弱いものを攻撃してしまう悪い癖がありますからね。逆に、姿勢が良く上向きの人を攻撃しようとするのは、本当に難しい。

姿勢は大切です。

追記〜和の所作は偉大なり!
たった30秒の正座で全身の血行がよくなるそうです。
姿勢も良くなり、一石二鳥。

姿勢良く!って言ってもなかなか難しいのが現実。だから、和エクササイズを利用して、ゲーム感覚で楽しく姿勢矯正を行っています。

2:発声練習と呼吸法

成功している人は、みんな声が大きい!俳優を目指していなくても、大きな声が出ると社会で得する部分も大きいです。

また、副交感神経を刺激する腹式呼吸を発声練習を通して学べば、呼吸でリラックスも可能。試験の時、試合の前、オーディションなど大切なイベントの際にも、実力発揮ができるようになります。

発声練習で使っているのは「外郎売」歌舞伎の演目ですが、早口言葉にもなり、楽しく国語のお勉強もできてしまう鉄板の教材。

更に。一発芸をやってください!なんて無茶振りされても外郎売を少しだけサラサラと言えるだけで、おお〜と驚かれます。留学を希望している方にもオススメです。

姿勢と同様。大きな声は自信にもつながる力。大きな声で「はいっ!」と言える人は、頼まれごともどんどん増えて、社会でも向上してゆけます。

逆に声が小さいと。。。なんか頼りないですよね。。。声もとても大切なスキルの一つです。

3:演技の基礎練習

即興や台本を使って、実際に演技をしてゆきます。

写真は、源頼光さまにギフトを渡すこども貴族。演技を通して美しい所作も身に付きます。更に自分が貴族ではなくても、ごっこ遊びの延長の演技を通して、あたかも自分が貴族になった気分がします。

こうなればもう、怖いものはありません。自分は何にでもなれるという潜在意識が植え込まれると、実際の生活の中でも生きる強さが出て来ます。

本当は自信がなくても、自分のキャラと違う役を演じることで、「私は貴族だから、強く美しく高貴に振る舞うことが出来る」と振る舞っていれば、それが本当になって来ます。

姿勢の箇所でもお伝えしましたが、胸を張って姿勢良く上むきの姿勢を作ったら、ポジティブで明るく前向きな性格やココロも自分の中で作るもの。初めは演技でも、自信が付いてくると本当に自分の心を変えることが出来るのも、演技の特徴です。

逆もあります。いつもは自信たっぷりな人でも、ちょっと弱いキャラを演じることで人の痛みが理解できるように。

演技は人の気持ちを理解する力を教えてくれます。

即興劇パートでは、どんな状況でもすぐに判断して動けるように脳トレ。自分の力で考える力も身につきます。

更に。舞台はチームワーク。集団の中で自分の個性を発揮しながら、他を思いやるココロも身について来ます。

オーディションでも就職試験でも、人のために楽しく働くことができる人材を探しています。演技訓練を通して、人生の基盤になるスキルを指導しています。

最後に。座学。
平安時代のお芝居を通して、歴史や文学のお勉強もしています。まさに、最近流行っているアクティブラーニングです。3次元的な学習方法です。

本から学ぶよりも実際に経験した方が、学びは大きいですよね。例えば。平安京について学ぶ時。実際に京都へ観光しに行き、碁盤の目状の町を歩けば「なるほどココに帝が住んでいたのか」など体感する事ができます。

演技も同じ。実際に自分たちが平安京に住んでいる人々に成り切ってみれば、平安時代の貴族が何を食べていたのか、どんな言葉を話していたのか、毎日の生活は?など興味が持てます。

興味を持ったら勉強は簡単。子供達は勝手に学んで行きます。歴史がどんどん楽しくなります。

こんな感じで。プロを目指す子もそうでない子も、演技稽古を通して人生の基盤となる必要なスキルを学んでいます。

ESL Theatre Projectのとある日の稽古風景でした。

4月と9月の年に2回、稽古生募集しています。一緒に学びたい方、是非ご連絡くださいませ。

杵屋勝之玲(貞苅玲)