英語劇ミュージカル・ESL Theatre Project

芝居で学ぶ日本文化 No.5 伝統芸能・日舞と長唄

芝居で学ぶ日本文化 No.5 伝統芸能・日舞と長唄

能楽や歌舞伎ベースの芝居稽古を通して、日本文化や歴史、一生使える教養が身につくESL Theatre Project和劇の紹介シリーズ。

前回の能楽と歌舞伎に引き続き、今回は日舞と長唄。

はじめに。ESL Theatre Project代表の貞苅玲(杵屋勝之玲)の紹介を少し。

ミュージカル俳優を目指してアメリカ大学に演劇留学をした若かりし頃。日本伝統芸能も知らずにミュージカルの勉強なんて100年早いと、周りの俳優目指す学生さん方に言われたことをきっかけに。

アメリカの大学と大学院にて、日本伝統芸能を学んだ私。ミュージカルより凄いと、そのまま、ハマりにハマってしまい。

大学院授業の為、日本から来日された伝統芸能師のお師匠さん方に能楽や狂言、歌舞伎に日舞を学び、舞台経験を経て、現在に至ります。

更に。

大学院卒業直前の2004年、長唄の杵屋勝之弥師匠とアメリカでの舞踊公演で出会い。稽古を開始。2018年には杵屋勝之玲という名前も頂きました。

↑師匠と一緒に。

杵屋勝之弥師匠は、国立劇場や大阪文楽劇場などで開催される舞踊会にて唄われる傍。歌舞伎座や京都南座など、数々の歌舞伎舞台にも出演されています。

片岡仁左衛門さん、中村鴈治郎さん、中村扇雀さん、松本幸四郎さん、勘九郎さんや七之助さんなと。錚々たる歌舞伎役者さん方の踊りの唄を歌っておられます。

師匠の長年の稽古のおかげで、昨年は国立劇場にて松本幸四郎さまの舞踊「供奴」の長唄合奏に出演されて頂きました。(左から2番目)

名取にもなり、最近では長唄でも沢山の舞台やイベントに出演させて頂いております。

そこで。本題。

今回の舞台「茨木童子 酒呑童子」では、劇中にて長唄「越後獅子」が登場します。

踊りは坂東喜之智 師匠、唄は私、杵屋勝之玲がつとめます→冒頭の写真の3人が出演します。

日舞や長唄、と言っても、なんだかピンと来ない皆さまへ。

ざっくり言うと。江戸時代のAKB48や、EXILEみたい、って言えばわかりやすいでしょうか。

はい。そうです。歴史が流れて難しそうに思えますが、今で言うダンスが日舞。J-popの昔の姿が、長唄。

着物のCMソングだったり、アニメのキャラソン、ドラマの主題歌にのせて踊る。日舞長唄のイメージはそんな感じ。

今回、舞台で披露する越後獅子も、超大流行した曲!

アップテンポでノリノリで、踊りもタップダンスみたいにリズムを刻んだり小道具がひらひら舞ったり。

ESL Theatre Project 舞台稽古で聞いたり観たりする事で、その楽しさを子どもたちに知ってもらおうと言う、魂胆です。笑。

Hip Hopもカッコいいけど、日舞や長唄も、同じくらいクールジャパンです。

しかも、日本人体型にはぴったり、日本人のリズム感にしっくりくる日舞や長唄。西洋のリズム感が苦手でも、日舞長唄は日本人なら誰でもピンとくる代物。

何事も知らねば興味も湧きません。まずは知ること、触れる事。

そして、知識や教養として身につけば、多数開催されているワークショップなどに参加したり、本格的に稽古するきっかけにもなります。

また、海外や国際的なフィールドでの就職を視野に入れてお勉強されている子どもたちには、是非日舞長唄は知っておいて欲しい。

海外の方とお仕事をすると、決まって日本の伝統芸能をやってみて、と言われます。

能楽や歌舞伎は難しくても、日舞長唄なら、ちょろっと知っているだけでも披露する事が出来ますから。

更に。私のように日本伝統芸能を知らずに海外で馬鹿にされる経験はして欲しくないですからね。

ちなみに。中国、韓国、東南アジア、中東など出身の学生さん方は、自国伝統芸能を子供の頃から学校で学ぶらしく、やってと言われたら皆さま踊りや歌を披露する事が出来ます。

残念ながら。折り紙を披露するのが精一杯の日本人は、かなり痛い。昨今の海外折り紙ブームで、外国人より下手くそな折り紙は、もっと痛い。

そんな事にならないように。

日本人として、日本の伝統芸能や文化。大切にして行きたいものです。

芝居稽古を通して、日本伝統芸能や文化に触れたい、学びたい方。是非、2019年1月の舞台を観に来てください。

✨ESL Theatre Project 第14回公演✨

鬼と武将の平安絵巻 第1巻

「Who is the Hero? 茨城童子・酒呑童子」

平成31年1月26日(土)

相模原南市民ホール 18時開演(17:30開場)

*20時終演予定 入場無料

2020年舞台キャストは、2019年1月から2月の間に募集します。

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